全ての楽器に言えることですが、フレーズの構築の可能性は無限大です。
ただ、あまりにも沢山の選択種があり過ぎてDTMビギナーの方々は特にシンセサイザーのフレーズには悩む状況が多いのではないでしょうか?
そこで、今回はTechnoやTrance、EDM等のダンスミュージック制作に特化したフレーズの種類についてまとめてみました。
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まず、サウンドの特色を整理します。
・リズム(音数が多いか、少ないか)
・音域(ぶつかっている音域、重なっている音域はないか)
・アタック(アタックがギターやピアノみたいに早いか、バイオリンみたいに遅いか)
以上の3種類を意識するだけでフレーズの構築が容易になります。
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次は、シンセサイザーのフレーズの種類をまとめます。
・ベース
曲の最低域を表現するフレーズとなります。KickとともにDance Musicにおける最も重要なパートと言えるでしょう。
じっくり時間をかけて納得のいくベースを構築したいですね。
・ボディー
ベースより1オクターブから2オクターブ程、音程が高いシンプルなベースを補足するフレーズ。
シンプル・イズ・ベストを心掛けると上手く行きやすいですよ。
・リフ
繰り返しのダンサブルなフレーズになります。Rockのギターリフを研究してシンセサイザーに置き換えるのも面白いですね。
・リード
主旋律とも言える印象的かつ分かりやすいフレーズ。
・アルペジオ
和音を同時に鳴らすのではなく1音ずつ順番に鳴らすフレーズ。ディレイなどを使用すると幻想的な効果を生み出しやすいですね。
・スタブ
1泊目等にアクセント的に使われる強烈な印象のフレーズ。EDMやDu Step、Trance等によく使われます。
初期のHip Hopなどではオーケストラヒットをスタブとしてトラックの印象を決定的にしている例も数多く見受けられます。
・パッド
音を長く延ばし、楽曲の空気感を作る音のアタックが遅いものが多く、動きが多く早いフレーズには向いていない。 サビなどで楽曲を広げる際によく使用される。
・SE
効果音のことを指します。サンプリング素材集などに”エフェクト”の分類で収録されている場合が多い。
上昇音(Up-Filtar)や下降音(Down-Filtar)もSEに分類分けする。
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以上が代表的なシンセサイザーのフレーズになります。
こう考えるとフレーズを作りやすくなりますね。
ただ、音数が多くなると多い分だけ伝えたいフレーズが薄まる印象が多いです。
常に何が聴かせどころか!そして何を伝えたいか!を強く意識して制作しましょう!