DTMにおけるマスタリングとは、音源制作における最終行程になります。
簡単に説明するとiPhoneのスピーカーからクラブの巨大なサウンドシステムにいたるまで
最適に再生される様に音質を調整することです。
また、クラブミュージックにおいては、DJが特定のジャンルの楽曲を繋ぎめなくビートミックスする際に違和感なくミックスできる様に音質や音圧を調整して一貫性を持たせる役割があり、とても重要な作業になります。
では、DTMにおけるマスタリングの実際の作業とはどの様なことでしょうか?
1. イコライザーやコンプレッサー等で調整
2. リミッターで最終音圧調整
3. 所定のファイル形式に変換
マスタリングは経験と確かな技術が求められる作業の為、外注でプロに処理をしてもらう事もありますが、マスタリングに頼りすぎる音源制作はお勧めしません。
逆にいうとプロのマスタリングエンジニアが苦労せずに簡単に調整できる音源を事前に制作する事こそマスタリングを成功させる近道だといえます。
マスタリングがやりやすい音源とはミックスバランスが優れている音源になります。
まずは以下の事を意識してミックスをしてみましょう。
・不要な音域のカット
・ピークを抑える
・音像を立体に捉える
ミックスを終えたら、市販の特定のジャンルの音源(なるべく高品質のものを選ぶ)との音質の一貫性を持たせるマスタリングを自身で行い、比較、検証を細かく行うことが同時にミックスバランスのスキルを向上させる事に直結します。
自分も楽曲制作の最終段階としては外注でマスタリングを依頼する場合でも、自身で簡易マスタリングを行い、極端なイコライザー処理やダイナミック処理を行わなくとも調整できるようにミックスダウンを何度も何度も繰り返します。