音像をデザインして曲作りに取り込みリスナーにイメージを伝えやすくするには?サウンドクオリティを上げる2つのポイントを意識しよう!!

DTMではミックスダウンの様なエンジニアリングの部分を曲作りに持ち込むことが可能な為、新たな音楽を作り出せる可能性に満ちています。

そこで今回は音像についての考え方を書きたいと思います。

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目を瞑って音楽を聞いてみると風景や景色が見えてきたりイメージが現れることがありますよね。

音楽の可能性が無限大というのは、そういった部分が大きと思います。




想像力を掻き立てる音楽とは、楽曲そのものが持つ力が一番重要な気がします。例えば、昔のJAZZの名曲やクラシックなど特に現代的な音質でないものでも楽曲そのものが持つパワーが大きいものはイメージが表れやすいです。

DTMでは現代的な録音物の音像(サウンドデザイン)を意識することでイメージをリスナーに伝える大きな一歩を踏み出すことにつながります。

では、現代的な音像制作(ステレオ音源)とは何なのでしょうか?

それは、音を立体的に捉えることだと思います。

基本的には以下の様に考えます。

*上下=音程・周波数

*左右=PANPOT

*奥行き=音量・ダイナミクス

特に奥行きを意識することで一気にミックスのクオリティが上がります。

奥行き調整の基本は各トラックの細かなボリューム調整です。集中力が必要な細かな作業で確かな耳とセンスが求められます。





ボリューム調整で補い切れない部分はコンプレッサー等のダイナミクス調整プラグインを使用します。

コンプレッサーでの音像調整で意識して頂きたいのは”Atack Time”の設定です。

例えば、ギターとバイオリンの音色を思い出してください、同じ環境、同じ音程、同じ音量の場合ギターの方が音像は前に感じやすいと思います。

同様にコンプレッサーで音像調整する場合、音源の状態にも左右されますが簡単に考えると、、、

:Atack Time早めの設定=遠くで聞こえる

:Atack Time遅めの設定=前で聞こえる

ということになります。


例えば、スネアドラムにコンプレッサーをかけて音像を細かく調整したい時などは必ずスネアドラム単体でモニターして調整後、キックやハイハット、ベースなどと一緒にモニターするなど相対的に再度調整してゆきます。

他にも音像を遠くするテクニックは多数あります。(イコライザー・リバーブなど、、、、)

上手く音をコントロールして自分のイメージをリスナーに届けられる様になりたいですね。