今回はDTMで欠かすことができないスペクトラムアナライザーについて説明します。
自宅にて自分の好きな時間に好きなだけ作業できるDTMは長時間になりがちです。
長時間の作業は耳も脳も疲れてきて正常な判断ができなくなる事があります。
折角長時間作業しても翌日聞いてみたら”え??こんなのだったってけ、、?”みたいな事が起こるのは
正にそれです。
この様な事が起こらない様に作業の合間に休憩を取るのはもちろんですが、普段からスペクトラムアナライザーをチェックする癖をつけていると作業の効率が上がり、また周波数の理解につながりDTMスキルが向上します!
スペクトラムアナライザーとは?
Spectrum analyzerは、横軸を周波数、縦軸を電力または電圧(音圧)とする二次元のグラフを画面にリアルタイムで表示する計測器です。略してスペアナと呼ばれることがあります。
・Logic Pro Xでは”MultiMeter”
・AbeltonLiveでは”Spectrum”になります。
スペクトラムアナライザーの使用法
各パーツの計測や2Mixの計測、またはリファレンスとなる参考音源の計測に使用する場合もあります。
・各パーツの音作りに使用
エフェクト処理の基本に”不要な音域のカット”はマストなのですが、その際に耳だけでなくスペクトラムアナライザーを使用することにより音を視覚化できるため効率の良い作業を行う事ができます。
また、音に厚みを加える等の積極的なキャラクター作りにおいても使用できます。
・ダイナミクスの確認に
コンプレッサー等のダイナミクス系を使用する際にもスペクトラムアナライザーを使用することで音域別に音量の変化を確認する事ができます。
その際はコンプレッサーの前段にイコライザーを配置する様にしましょう。
・ミックスダウンに
ミックスダウンで最も大切なことは”しっかり音を聞く”という事です。ただ、人間の耳(脳)というものは不思議なもので時として自分の都合の良い音として捉えてしまう事があります。
様々なサウンドシステムで聴いても良い音にす聞こえる音源の制作には、たしかな技術と経験が必要で、スペクトラムアナライザーでの確認は欠かせません。
特に、聞こえにくい50Hz以下の低音や8KHz以上の高音の調整には必ず使用することをお勧めします。
各パーツの主要な周波数の確認、また、被っているそれ以外のパーツの周波数の確認にも使用します。
・普段の音楽鑑賞にも使用する
プロの音源をスペクトラムアナライザーを使用して普段から聞くことをお勧めします。
周波数をより身近にすることでDTMの作業効率は格段に上がります。
最後まで読んでいただきありがとうございました~~
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