DTMの基本として、ある程度のダイナミクスを保ちつつ歪みの少ない音源(意図的に歪ませる場合を除く)を制作するのが望ましいと思います。
ただ、パートのよって激しく歪んだサウンドを制作するケースはよくあります。
”歪んだサウンド”の代表格といえば、やはり”エレキギター”のサウンドではないでしょうか?
Van Halen / Eruption
”歪んだサウンド”の事は”ディストーション”とも言われます。
現代の音楽に欠かせないディストーションな音色はどのようにして生まれたのでしょうか?
主に1950年代のギタリスト達は真空管を利用したアンプを使用しており、その音量を一定以上まで上げて真空管回路に過負荷をかけることで、ギターの音色を歪ませる事ができることを発見しました。
この種のディストーションは、その現象どうり”オーバードライブ(過負荷)”と呼ばれるようになります。
その後、1960年、謝ったアンプの使用方法から意図的にディストーションのオンオフをスイッチで可能にさせた”ファズ・ボックス”が開発されました。
The Rolling Stones / (I Can’t Get No)Satisfaction
ディストーション・サウンドは原音にはない豊富な「倍音」を含むのが特徴で、結果的に迫力のある分厚いサウンドになり、現代では、ギターのみならずシンセサイザーをはじめ、ボーカルやドラムにまで幅広く意図的に使われています。
代表的な”歪み系エフェクト”のサウンドの特徴をまとめてみました。(使用方法で特徴が変わる場合もあります!)
・オーバードライブ
原音を過負荷させたサウンド、ナチュラルな歪みを加えることができる。
・ディストーション
エッジの効いた、激しく分厚い歪み。
・ファズ
ノイジーで刺激的な濁った音色。爆発的な歪み。
・サチュレーション
高調波歪み。周波数特性に大きな変化を及ぼさない激しく歪む手前の歪み。
主にサウンドの質感を若干変えたい時などに使用する。
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