DTMで音楽を制作するなら”周波数”を意識する事をオススメします。
”周波数”を意識することで良い音楽が生まれる訳ではありませんが、良い曲をより良く聞かせることができます。
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”周波数”とは
音とは空気の振動によって発生します。”周波数”とは、1秒間の振動回数のことで単位は”Hz(ヘルツ)”で表されます。周波数の高低は、そのまま音の高低となります。
ここで一つ理解しておいていただきたいことは、主に音は高音から低音まで混ざったものが一つの音として聞こえていることです。(正弦波を除く)
例えばピアノなら中高域の”ラ”音は440Hzの一つだけの周波数で振動している訳ではなく、オクターブ(倍や半分の特殊な音程関係)高い音や少し低い音など様々な振動がミックスされて”ピアノの中高域のラ音”として聞こえます。
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基音と倍音
楽器の音は”基音”と”倍音”で成り立っています。
基音→音階を決定する元となる音。
倍音→基音に対して整数倍の周波数を持つ音。
この倍音の乗り方によって”音色”が決定されます。シンセサイザー等を用いて制作を行うDTMにおいて倍音はとても重要な成分です。
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代表的楽器の周波数帯域
広範囲な周波数帯域をカバーできるシンセサイザー以外の代表的楽器の周波数帯域の目安になります。
・ピアノ=約27Hz ~ 約4kHzあたり
・エレキギター=約80Hz ~ 約4kHzあたり
・エレキベース=約40Hz ~ 約2kHzあたり
・バイオリン=約200Hz ~ 約3kHzあたり
・バスドラム(キック)=約40Hz ~ 約4kHzあたり
・スネアドラム=約160Hz ~ 約5kHzあたり
・シンバル=約4kHz ~ 約12kHzあたり
・ボーカル=約400Hz ~ 約5kHzあたり
個人差はありますが、人間の聞こえる周波数帯域は約20Hz~約20kHz(20000Hz)です。
音楽は、その範囲でいろんな音が混ざり合っています。
各楽器の役割を理解して、得意な成分や不必要な成分をEQ(イコライザー)で上手に調整して整理することが、より良い現代的な音楽を制作するコツの一つだと考えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました~~
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