今週のレッスンリポートはTさんをfeaturingします~
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T
好きなジャンル:ROCK、Electro
DTM歴:2年
使用DAW : Apple Logic pro X
DJ歴:3年
楽器経験:ベースギター
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TさんはDTM歴2年、学生時代よりバンドでBASSを弾いていた事もあり、作曲が本当に上手!抜群の音楽センスでRock的なクラフトワークやMGMTなどを彷彿させてくれます。
現在の課題としてはMix Downをはじめとしたエンジニアリングの部分。
9月27日のレッスンはまず宿題の確認から始まります。
宿題の内容
・現在製作中のドラムがパターンリージョンで制作された”Drummer”を使用した音源の為、パーツごとに調整可能にするためオーディオにパラでバウンス。
・Kick以外のパーツの不要な低音のイコライザーによるカット
確認T君はしっかり宿題をしてくれていました!!
ありがとうございます~~!!!!
これでスムーズにレッスンが進行してゆきます~
さて、今日はパラになったドラムのバランスとパンニングからレッスンを始めます。
あらかじめKickを-10dbに調整、その後Close HatやOpen Hat、Rideシンバル等のバランスをとってゆきます。
その際、気をつけたい箇所はKickのアタックが掻き消されないように意識をKickのアタックに向けつつHat関連のボリュームを上げてゆくこと。
パンニングは好みもありますが適度に左右に振ることで、いわゆるマスキング現象を防ぎ、なおかつステレオ感を出してゆくことができます。
次はスネア関連の調整なのですが、今回はFreeで提供されてる”Vallhara Super Massive”というリバーブをまずダウンロードしてもらいインストール。
コンプレッサーでここでもキックとの兼ね合いを強く意識しながら調整、その後、Sendに”Vallhara Super Massive”をセットアップ。
やはりリバーブがかかると一気にリッチな音像になりますね~~
ドラムの調整がある程度終わったらBassの調整の入ります。
T君の今回の楽曲はBassを2つ重ねてあり(Sub BassとHigh Distortion Bass)まずはSub Bassから調整してゆきます。
Sub BassにはLogic内蔵のPlug In Synth “Alchemy”を使用してありました。波形はノーマルなSine波でした。
Sub Bassということで高域から中低域にかけてをフィルターでカット、その後、イコライザーで不要な低域のカット、
そしてコンプレッサーで音圧を整えました。
High BassはDistortionの効いたSynthを使用されていたので、まずはEQで不要な低音と高音をカット。
その後、モノラル音源だったのでステレオ化してワイド感を出す為”Stereo Spread”を使用。
周波数帯域別に左右に振り分ける擬似ステレオなのですが効果的にワイド感を出すことに成功しました。
Mix DownにおけるKickとBassの調整は最重要と言っても過言ではなく、特に時間をかけてしっかり調整したいところ。
低音が良い感じで決まると高音や中音の調整が決まりやすくなります。
制作環境にも左右されますが、低音のMixingは非常に難しく
高音や中音域を調整する場合は必ず低音にも意識を傾けバランスを取るように心がけたいところです。
次週までの宿題としては他のシンセサイザーやSEをLow Cutやコンプ、リバーブ、ディレイ、モジュレーション系などを駆使して自分なりに調整してくる事にしました。
どの様なMixにしてくれるか今から仕上がりが楽しみです~~~
最後まで読んでいただきありがとうございました~~
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