残念ながら、まだまだ新型コロナウイルス感染症は猛威を振るっており、積極的に人とのリアルな交流が制限される世の中なのですが、
こういった時だからこそ自分の音楽世界を具現化できるDTMに没頭しスキルを上げる絶好のタイミングとも言えます。
自宅で落ち着いて行うDTMは徹底的に自分と向き合い音楽を追求できる利点もありますが、もちろん短所もあります。
その短所を理解することはスキルを高める大きなコツとも言えます。
そこで今週は”DTM上達に欠かせない10のコツ”を紹介いたします。
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1. コンセプトを持つ
一人で作業を行なっていると様々な手法を試してみたり、研究しているうちに当初とは違う方向性に作業が進んで行ったりすることがあります。
もちろん試したり研究したりする事はとても大切な事ですが作品を完成させる力を養う事はとても大切です。
完成させる力を養うには作業を始める前にある程度コンセプトを持つことが重要です。
例えば、ただ闇雲に”かっこいいTECHNO作りたい~”ではなく、”BPM130くらいのピークタイムでDJがPlayするような攻撃的なTECHNOを作りたい”
などのようななるべく具体的なコンセプトを持つことで試すことや研究をしていても大きな脱線には繋がりにくいのでスキル上達します。
常にメモをとりながら作業を進めるのも効果的です。
2. 1時間に一度は休憩する
DTMは自分の世界に入りがちで時間を忘れて没頭してしまう程、楽しい作業です。
ただ、だからといって5時間休憩なしで作業を行なってしまうと独りよがりな音楽になってしまっていたり、耳が疲れて細かい音が聞き取れなくなる場合もあります。
1時間に一度は耳を休めてリフレッシュすることで効率よく作業を進めることができます。
3. 作業音量をこまめに調整する
長時間作業をしていると、ついついモニター音量が大きくなりがちです。
特に大きな音にしなくても良いような作業はなるべく小さな音で作業して耳を保護しましょう。
4.プロの楽曲と聴き比べる
オリジナリティを追求したい場合、他の作品を全く聞かず作業する方もいらっしゃいます。
作曲作業自体はそれでも構いませんが、Mix Downなどの作業に関してはクオリティの高い市販曲を参考曲を用意して聴き比べながら行う事をお勧めします。
また、その際はピークレベルはもちろん、スペクトラルアナライザー等も使用して視覚的にも確認しましょう。
5.スピーカーとヘッドホン、両方活用する。
優秀な音源というものは、どのようなサウンドシステムで聴いても良い音がします。ということはスピーカーで聴いてもヘッドホンで聴いても良い音に聞こえるように制作する必要があります。
また、制作環境によっては大音量を出せない方もいらっしゃると思います。そのような方は特に40Hz以下の低音に関してはヘッドホンで確認することをお勧めします。
6.別ジャンルの曲を聴いてみる。
現在制作中のジャンル以外の曲を休憩時などに聴くことにより思考のリフレッシュにもなりますし、新しいインスピレーションが起きることもあります。
こだわりも大切ですが、オリジナリティを確立するため音楽を柔軟に捉えることも重要だと思います。
7.作業を早くできるようにする。
作業は早ければ早い程、耳をフレッシュな状態に保ちやすくなりますし、制作中の曲に飽きることを回避できます。
8.感覚的な作業と論理的な作業や思考を両立させる。
制作には感覚的なこと、論理的なこと両方必要だと考えます。
例えばメロディを感覚的に沢山とりあえず作ってみるとか、ノリだけで曲構成を大雑把に作ってみるなどした後、コンセプトを踏まえ落ち着いてしっかり考えたり、リファレンスと比較してみたり等です。
9.常に整理整頓を心がける
スピード重視で感覚的な作業を行なっているとプロジェクトファイルが散らかってしまう場合がよくあります。
例えばメロディ作ったけど名前をつけていないとかです。
後に論理的に考えやすくするためにも常に整理整頓を心がけましょう。
10.自分を信じる
自分の制作した作品には自分の音楽経歴は勿論の事、今までの様々な経験や思考等、本当に様々なものが反映されます。
自分の子供のような存在である自分のオリジナル楽曲を人に楽しんでもらえるような存在にするため、まずは自分を信じて作っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました~~
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