今週はDANCE MUSIC制作における作業の大まかな順序を説明します。
1.どのような曲を作りたいかイメージする。
作業の一番最初です。様々な作業の取り掛かり方があるので、柔軟に楽しい気持ちで行いましょう。
2.BPMを決め、リズムパターンを制作する。
TRANCEやTECHNO、HOUSEのような4つ打ちの場合、KICKから作り始め、HATやスネア、パーカッション等追加してゆきます。
その際、PANやEQやコンプレッサー、リバーブ等の処理もあらかじめやっておくと以後の作業を効率的に進めることができます。
KICK制作後、BASSを作り、その後にHATやスネア、パーカッション等追加するのも良いと思います。
3.KEYを決め、BASSを制作する。
2のリズムパターンに合うBASS LINEを制作します。その際、KICKとBASSの周波数をEQで細かく調整したり、コンプレッサーやサイドチェーンなどのダイナミクス調整をしたりします。
DANCE MUSIC TRACKのとても重要な作業になりますのでしっかり時間をかけてこだわって行いましょう。
4.BASS LINEの1オクターブ以上の音でBASS LINEに近いシンセフレーズを作る。
楽曲のBODYを支えるようなフレーズを作ります。あまり複雑なフレーズではない方が後程の編集する際、使い勝手が良いと思います。
積極的にDELAYやリバーブやフィルターなどのエフェクター処理を行ってみましょう。
PADなどのアンビエント的な要素のものもあると良いですね。
5.リードシンセを作る。
楽曲の顔にもなるような重要なパートです。
盛り上がりの部分はもちろん、ブレイクのパートにも使用できる様な印象的なフレーズを心がけて制作すると良いでしょう。
6.FILL INやドラムロールなどのビルドアップ素材の制作。
展開が変わるところなどに使用できるFILL INや、盛り上げる時に使用するドラムロールなどのビルドアップ素材を制作します。
7.SE(効果音)の制作。
シンセサイザーで自作するのが一番良いと思いますが、今は優秀な著作権フリーのサンプル素材も多数ありますのでコラージュ感覚で使用するのも良いと思います。
8.8BARS LOOPの制作。
昨今のダンスミュージックは8小説単位で展開が変わるパターンが多いので、全てのリージョンを8小説単位でまとめておくと編集が楽になります。
9.構成を編集する。
イントロからエンディングまで楽曲の構成を編集します。
様々な構成を思いつくときもありますので、その都度”別名で保存”をしておくと良いでしょう。
10、ミキシング
全てのトラックのバランスをとります。
その際、音量以外にも周波数、左右、奥行きも意識します。
全ての音が無理なく聞き取れるように調整します。
あまり長時間行っていると耳が麻痺して的確な判断ができなくなるので適度に休憩を入れながらリラックスして行いましょう。
11.マスタリング
MIX DOWNして作られた2mix音源を、イコライザーとコンプレッサー、その他のエフェクトを用いて加工し、 CDやDVDやBD、インターネット上の投稿サイトといった最終的なメディアに書き出すために、音量や音質、音圧を調整してゆきます。
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